手づくり工房 in かまくら

昔ながらの高機で織っています。

今治のタオル、今ではすっかりブランドになりましたね。
その今治からタオルの切れ端、残糸を送っていただきマフラーを織っています。
綿糸なので夏は汗ふき、冷房の寒さ対策に大活躍。

経糸（たていと）と緯糸（よこいと）一段一段、気が遠くなるような作業
の末、一枚の布が織りあがります。

昔の（明治、大正時代の頃）貧しい家庭では、頼まれて織った着尺を納品し、その残糸をつなぎ合わせて自分用の着物を織りました。

今では機織は優雅な趣味の一つになっているけど、機をみると長～い時間をかけて残糸をつなぎ合わせ、つましいながらも自分のため家族のための着物の出来上がりに胸を膨らませながら機織をしている娘さん、お母さんたちの姿が目に浮かびます。